薬師真珠と湖水真珠
湖水真珠について
真珠には核を入れて養殖有核真珠と、核を入れずにできる無核真珠があり、皆さんがよく見られる有名なアコヤ真珠は有核真珠であり、私たちの扱う湖水真珠は無核真珠です。
この二つのどこが違うのかご紹介します。
無核真珠
ヒレイケチョウ貝
- すべて真珠層で出来ている
- 大きいものは7~8年かかる
- 真円ができ難い
- 色がホワイトだけではなく、紫、ピンクなどがある。
淡水で養殖され、母貝にピース(細胞片)のみ挿入し、真珠層を巻かせた真珠。
大きくなると同時に真円のものができ難く、時間がかかってしまう。
天然で紫、ピンク、オレンジなどの色ができるが、数が少なく、粗悪品だと人工的に着色されたものがある。
有核真珠
アコヤ真珠など
- 真円の核の外側を真珠層が巻いている
- 1~3年でできる
- 真円ができやすい
- ホワイト
海水で養殖され、母貝にピース(細胞片)と真円の核(貝殻やプラスチック製)を挿入してその上に真珠層を巻かせている。
真珠の価値のひとつである真円で大きいものができやすく、養殖期間も無核と比べて短い。
色はホワイトが基調だが、ピンク系、グリーン系などがあり、ゴールドやブルーも存在する。
パールアクセサリーができるまで
①選別作業
水揚げした真珠をサイズ別にわけ、その後、形、色、傷、それぞれ選別します。
サイズ分け作業
-
篩にかけた後、ゲージでサイズを測っています。
これは淡水真珠の特徴として丸い形以外の様々な形状のの真珠が存在するため、写真のようにゲージで正確なサイズを測る必要があるためです。
サイズ分け作業
- 篩にかけた後、ゲージでサイズを測っています。
これは淡水真珠の特徴として丸い形以外の様々な形状のの真珠が存在するため、写真のようにゲージで正確なサイズを測る必要があるためです。
②穴あけ作業
穴あけ作業
- 「1/1000mm以内の誤差」を目標に穴を開けてゆきます。
「1/1000mm以内の誤差」にするために独自に設計されたドリルで穴を開けて行きます。作業がないときは油をさし、埃がつかないようタオルがかけられます。
- 作業場の様子です。1/1000mmの実現のために開発されたドリルは、作業後のメンテナンスを欠かさず、作業員から大切に使われてます。
薬師真珠の見事な細工はこのドリルによって支えられているのです。
③連組み作業
①~②を通った材料で連を組んでいきます。
連組み作業
- 写真の材料からできる連は精々3本程度。皆様からのオーダーに答えるため、プール一杯の真珠が中国工場にストックされています。
連完成
- この後、一回で合格させるのが難しい、厳密な検査を通過したもののみが商品として認められ、皆様のお手元に届きます。
④チェック作業
いびつな球や瑕をチェックする作業です。
その1
- 「世界最高品質の供給」を実行するため、いびつな球や瑕の見つけ出し、見つけ出したものは③まで差し戻されます。
その2
- 赤いチェックが施してある球がエラーとして検出された球です。瑕、色むら、いびつさ、など肉眼では気付かない小さなものでも見逃しません。
⑤完成
- 以上の工程をすべて通った真珠のみが職人さんの下へ送られ、美しいジュエリーとして生まれ変わり、お客様のお手元に届きます。
薬師真珠の商品
- 艶やかな真珠の花たちは無核の湖水真珠だからこそ出来る至極の一品です。 核のない湖水真珠はどこまで彫り込んでも、美しい真珠層で身につけるものを魅了します。
真珠花はワンポイントとしても、それだけで耳元などを飾っても、一年中春の花咲く華やかな空気を演出してくれます。 - グラデーションは湖水真珠だからこそ出来る、天然の色調を最大限に生かした色使いが優美なジュエリーです。 選び抜かれた真珠たちを更に手作業で選別し、少しずつ色調を変えながら紡ぎあげる作業は、まさに芸術品ともいえる匠の技です。
- 身に付けたとき一番美しく首に沿うように、通常1珠に1つ穴を開けるところを2つ穴を開け、さらに1珠1珠少しずつ穴開けの位置を変えています。 さらに珠と珠の間にゴールドのミラーボールを入れて、よりデザイン性を高く華やかなデザインになっています。